挨拶

To the future that awaits us.「オール鹿児島」の一員として

鹿児島大学呼吸器外科教室は平成22年9月1日に開設となりました。

それまで旧第一外科、第二外科の中のそれぞれのグループとして診療に当たっておりましたが、この日より新しいグループとして呼吸器外科の診療・研究・教育を担っております。

呼吸器外科教授 佐藤 雅美

安心、安全、高度な医療のために

呼吸器外科が扱う疾患としては原発性肺癌、転移性肺癌、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、悪性中皮腫などの胸膜腫瘍、気胸、膿胸、気道異物などがありますが、特に心臓血管外科や整形外科などと協力して初めて可能となる複雑な手術は鹿児島県内では、鹿児島大学のみで実施可能です。その責務を全うすべく、医局員一同、日々邁進したいと考えております。

呼吸器外科が新設となったことにより、従来、おかけしていたさまざまな御不便を少しでも少なくし、同時に、高度な呼吸器外科の診療・医療を提供したいと考えております。また、地域の方々の御協力と御理解を得る努力をしながら、診療・教育・研究を通して、系統的な実習と研鑽の機会を若手医師の方々にも提供したいと考えております。

屈指の症例数と経験を重ねて

平成22年の鹿児島大学病院における呼吸器外科の手術件数は340件でした。日本全国でみても屈指の症例数であります。さまざまな呼吸器外科疾患の経験ができますと同時に大学病院ならではの複雑な合併症を抱えた呼吸器外科疾患への対応力もつけることができます。これらの経験を積み重ねることで、さらに、よりよい医療を鹿児島の皆さまに提供したいと考えます。

オール鹿児島の一員として

呼吸器外科のホームページを作成するに当たり、“呼吸器外科:オール鹿児島の一員として”をトップページのスローガンに選びました。

“オール鹿児島”には複数の意図が込められています。ひとつは、我々は団結する!!!ということ。また、一方で、医師は医師のみでは成長することはできません。私どもは患者さんや多くのパラメディカルスタッフと共に成長したいと思っております。そのような観点から、私どもは、職種を超えたオール鹿児島の一員として皆さまと共に歩む呼吸器外科でありたいと願っており、そして、さらには、“オール鹿児島”に潜在する力を存分に発揮し、外部に情報発信する、人材を輩出するという気概であります。

このホームページは、患者の皆様への部分と研修医への皆さまへの部分と大きく2部構成になっております。それぞれ該当する部位をお読みいただけますと幸いです。

教授 佐藤 雅美

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